インプラントのセミナーに参加しました。

インプラントセミナー

先々週の日曜日大阪千里ライフサイエンスセンターでセミナーを受講しました。

このセミナーでは抜歯した後に存在していた骨が吸収されていくためにインプラントの審美的要求に限界があり、その場合の対処方法として抜歯するのならこうしておこう。抜歯と同時に

インプラントを埋入できるのならインプラントを入れた後の骨の隙間の処理の仕方、などを詳しく解説されており、大変勉強になりました。

前歯部分でのインプラント治療で歯肉の厚みなどはある程度の限界があります。

抜歯後の(前歯は特に薄い)骨の吸収はコントロールが非常に難しいのです。吸収された場所にインプラントを行うことは可能です。しかしその場所は本来の場所から離れた場所になりがちで隣の歯と離れてしまうこともあります。周辺の天然の歯との間に隙間(ブラックトライアングル)が生じる可能性があります。

難症例にならないようにすることが良い結果の鍵となります。 少しでもインプラントをしたいと思っていらっしゃる場合は、たとえ結果的にインプラント以外を選択 するとしても、抜歯する側としては説明をしておかないといけないと感じました。

無くなってしまった骨は大抵戻らない考えて、その骨を作るのなら別の場所から持ってくるしかない。 その場合は手術箇所が同時2箇所になり、費用も体力も負担が非常に大きくなるからです。

有意義なお勉強をさせていただきました。次の日からスタッフ全員を集め即ミーティングを行いまして、抜歯時の説明事項として追加説明をいれるようにしました。 「抜歯後の骨の吸収がおこること。」「失われた後の将来性について。」などの追加をいたします。診療時間が少し長くなることがありますが、それは知らないままで過ぎるより知った上で選択していただきたいと思います

自分と立場を入れ替えてみては、当然説明をして欲しいですもの。