■心配されたお母さんから繰り返しお聞きする質問です。
・下の前歯が裏側から生えてきました。何で?
・どうして乱グイになってしまうの?
・どうして出っ歯になったの?
・どうしてウケ口になるの?
これらの原因はなんでしょうね?今まで歯並びは遺伝的要素が大きいからとあきらめていませんでしたか?
実は小さいうちから予防的に矯正することによって回避できうるパターンがほとんどです。
原因の追求と対策、生活習慣を改善することから始めます。
子供の正しい発育、食事のとりかたがあります。食育の観点からも考えましょう。
「お母さん小学校に上がる時には成人の80%顎も顔も育つのですよ。」
「え~?!そんなに出来上がってしまうのですか。」
矯正を始めるタイミングを逃すと抜歯矯正の対象(成人矯正など)となることもあるでしょうし、費用もかさんでしまいます。
それを避けるためにどうすればいいのかを考えてください。
どの時期にどういう状態で噛んでいれば良いのか。男の子と女の子では成長パターンが違います。
実は女の子のほうが第2次成長は早いんです。と言うことは女の子ほど早く治すために気づいてあげるべきです。
様子を見ているだけで自然と良い方向に治ると思っていてはとんでもない大変なケースに変わってしまいます。成人後で詳細を聞いて、大事な治療にあきらめてしまう人もいます。
小学校一年生前後で前歯の並びがずれていると・・・
真ん中から2番目、3番目の乳歯が早く抜けてしまった・・・!どうして?
まだ乳歯なのに前歯の噛みあわせが上下反対になってしまっている。
噛む力が不足して左右の噛みあわせがずれている。
かみ合わせは訓練で改善できる事項です。そしてそれはお母さんお父さんのご家族が一緒になって協力しなければなりません。
我々と一丸となって発育の過程を一緒に見守ることが大事です。
下の歯が先に生えてきます。狭くてらん杭ならそこを改善するだけでもよい顔に成長できる方法を理解しましょう。
お子様の不正歯列を6歳前後で気づいたのなら今すぐに相談してください。
話を聞き知識を得るだけでも、そのままの放置よりはよい方向に進みます。
大きくなってからでは遅い場合があります。
私の経験からですが、11歳を超えた受け口(下顎前突)は独特な顔貌に変化します。
女子の場合はもう成長が最終段階に近く赤信号点滅状態です。
残念ですが場合によっては抜歯を考えた方がよいケースになっていることが多いです。
お子様の一生にかかわることです。
両親が早く気がつくことと、その子にとって顎の発育は人生の大事なイベントなのです。
ご相談は
〒793-0001 愛媛県西条市玉津280-8
若原歯科クリニックへ
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症例 1 受け口
症例 2 叢生